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【小麦の残留農薬基準】ポジティブリスト制度知っていますか?

食品の残留農薬に関するポジティブリスト制度ってご存知でしょうか?

このブログはできるだけ正確な情報を記載するようにしています。
しかし、どうしても私の理解が足りない点や法律が新しくなっていくこともありますので、読んでこんなものがあるんだと知って頂けるきっかけになればと思います。

そもそも農薬って?

私は、農薬ってわかった気になってなんとなく理解していました。
調べてみると、なるほどな〜と思うことがあったのでご紹介します。

農薬が効く仕組み

農薬には大きく3種類あります。
虫を殺す殺虫剤 と 病気の元となる菌を殺す殺菌剤 と 雑草を枯らす除草剤

殺虫剤が虫を殺す作用機序にはいろいろあります。

例えば、
虫の神経や筋肉に作用するもの、

虫の消化器官に作用するもの、

虫の皮膚に作用するもの、
虫の成長ホルモンに作用するもの、
などがあります。

使用される農薬の多くが神経や筋肉に作用するものです。
殺虫剤がかかった虫は、神経伝達がうまくいかずに死んでしまうのです。

日本は高温多湿のため、虫や菌から逃れて農作物を栽培するのはとても難しいそうです。
そのため、面積あたりに使用している農薬量が多い農薬大国とも言われています。

農薬使用の規制

農作物に使用する農薬は、農薬取締法で定められています。
登録された農薬しか使用するができないこととされており、登録番号が必ず農薬のラベルに書かれています。

上記の作用機序によってグループ分け(系統)がされています。
それぞれ残効と残留の関係から使用回数や収穫のどのくらい前まで使用可能かなどが決められています。

食品の残留農薬等に関するポジティブリスト制度とは

この法律は2003年の食品衛生法改正に基づき、新しい制度として施行されました。
(経過措置期間を経て、2006年に完全施行)

食品衛生法第13条で定められています。

ポジティブリストとは、使用して良いものを決めてそれ以外は禁止するというものです。
反対にネガティブリストとは、使用してはいけないものを決めてそれ以外はOKとするものです。

つまり、この制度では原則すべての農薬等について残留基準を設定し、基準を超えて食品中に残留する場合、その食品の販売などを禁止しています。

そして対象は、生鮮食品・加工食品を含め全ての食品です。
(食品添加物は対象外)

残留農薬等のポジティブリスト制度の基準

農薬や食品によって個別の基準が定められているものと、共通する基準が定められているものがあります。

基準の設定方法

摂取しても害のない量である「無毒性量」の100分の1を「ADI(1日摂取許容量)」として出します。
さらに農薬の基準は、ADIの80%を上回らないように定めています。

1.残留基準のある農薬等

ある農薬がある食品に残留しても良いとされる基準が定められているものがあります。
食品に残留する農薬等の限度量一覧表

これらは随時見直しがされており、制度が施行された当初は残留基準が設定されている農薬等は801品目でした。
それが2020年12月の時点では、141品目が削除・100品目が新規追加され、760品目となっています。

また、基準も安全性の評価をし、変更しているみたいです。
これがまた、2017年に基準を大幅に緩くしたと言われ問題となっております。
現在はその大幅緩和された基準を使用しています。

日本は海外の農薬漬けの作物を輸入するゴミ箱だとも言われています😂

こちらのサイト↓で検索すると、食品ごとの基準や農薬ごとの基準が調べられます。
残留農薬基準値検索システム

外国産小麦は輸入の際、国で検査が行われます。
ちなみに年産ごとの検査結果はHPで公開されています。
輸入米麦のかび毒、重金属及び残留農薬等の分析結果

小麦の他に小麦粉にも基準がありました!
全粒粉と普通の白い粉はそれぞれ区別されていましたね!

農薬は皮につくことが多いから全粒粉の方が農薬が残りやすいからでしょう。
全粒粉は体に良いと言っても、そこら辺は気をつけなければいけないところです!

基準値が正しければ、法律上、基準値以内の食品しか流通することはないのでそこまで気にしなくても良いのだと思いますが…

2.一律基準

残留農薬の基準が定められていないものは、厚生労働大臣が定める「人の健康を損なうおそれのない量」を設定しています。

これを一律基準と言い、「0.01ppm」と設定されています。
この量を超えて残留する食品の販売等は禁止です!

加工食品などは一律基準が多いと思います。

食品選択について ※ざっと読みたい方は飛ばしていただいて結構です。

前にも書きましたが、やっぱり消費者が安いものを求めてばかりだとダメなんですよね。
安いものが売れる→企業は安全を疎かにして安いものを作る→安いものが売れる

日本は輸入が多く原料の高騰があって値上げをしたくてもできないとなると、ちょっと品質を下げて安くするって出てくると思うんです。
そもそも海外は経済が成長しているのに、日本は20年ほどずっと低迷。
そんなんで海外の価格が合うわけがないんじゃないか…

さいごに

何かのご参考になれば嬉しいです。

下記の問い合わせリンクからでも InstagramのDMでもOKです🙆‍♀️

よろしくお願いします。

参考資料:食品中の残留農薬等ー厚生労働省
     未来ecoシェアリング
     今さら聞けない農薬の話きほんのきー農文協

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